2024年6月16日 / 最終更新日時 : 2024年6月18日 弁護士 新田周作 法律コラム 不公正な取引に対する規制ー下請法について 1 下請法の意義 下請取引では親事業者が下請事業者に対して優越的地位を利用し、不当な行為を行う(優越的地位の濫用)といった事態が起こりやすいと考えられます。 優越的地位の濫用については、独占禁止法が適用され得ます(関連記 […]
2023年10月18日 / 最終更新日時 : 2024年9月28日 弁護士 新田周作 法律コラム 不公正な取引方法ー優越的地位の濫用について 1 優越的地位の濫用とは 「優越的地位の濫用」とは、自己の取引上の地位が相手方に優越していることを利用して、正常な商慣習に照らして不当に、①購入・利用強制、②利用提供の要請、③その他の濫用行為いずれかを行うことを意味しま […]
2023年6月20日 / 最終更新日時 : 2023年11月18日 弁護士 新田周作 法律コラム 寄与分の概要・計算方法-被相続人に対して特別な貢献があった場合の相続の取り決め 1 寄与分の概要 (1)寄与分の意義 寄与分とは,共同相続人の中に財産上の給付や療養介護により被相続人の財産の維持または増加について特別の寄与を行った者がいる場合、公平の観点から、この寄与を加味して、この者に対して特別に […]
2023年5月10日 / 最終更新日時 : 2023年5月15日 弁護士 新田周作 法律コラム 著作権の消尽-著作物の中古販売、レンタル業、デジタルコンテンツの再販売の許否 著作物の再販売に関する法的問題、いわゆる著作権の消尽に関して以下、説明致します。 目次 1 譲渡権の消尽 2 頒布権の消尽 3 貸与権の消尽 4 デジタル消尽 1 譲渡権の消尽 (1)問題の所在 書店で購入した書籍を著作 […]
2023年2月16日 / 最終更新日時 : 2024年9月28日 弁護士 新田周作 法律コラム 子の連れ去り別居-子の引き渡しを求める方法、引渡しが認められる基準について 離婚協議中、夫婦の一方が夫婦の他方の同意を得ることなく子を連れ去り別居に至った場合、離婚するまでの間、夫婦間でどちらのもとで子を育てるか争いになることが往々にしてあります。 1 子の引き渡しを求める方法 上記のようなケー […]
2023年2月2日 / 最終更新日時 : 2024年9月28日 弁護士 新田周作 法律コラム 著作者の権利-著作権・著作者人格権 著作物を作成した著作者には、著作物につき著作権(著作財産権)と著作者人格権が付与れます(著作権法17条1項)。 第三者が著作権や著作者人格権を侵害した場合、著作者は、侵害を行った者に対し、損害賠償請求(民法709条)や差 […]
2023年1月30日 / 最終更新日時 : 2024年9月28日 弁護士 新田周作 法律コラム 不貞行為(不倫・浮気)の慰謝料 不倫、浮気を行った夫や妻、不倫、浮気を行た相手に慰謝料請求を行うには、どのような条件を充たす必要があるのか、慰謝料の相場はどの程度か、慰謝料額はどのように決まるのかについて説明致します。
2022年5月11日 / 最終更新日時 : 2022年5月11日 弁護士 新田周作 法律コラム 著作権侵害における損害立証のための制度 著作権侵害による損害賠償請求訴訟においては,損害立証のために下記のような,手段をとることができます。 (1)書類提出命令(著作権法114条の3) 著作権侵害による逸失利益については,推定等の規定が定められているものの(関 […]
2022年3月29日 / 最終更新日時 : 2022年3月29日 弁護士 新田周作 法律コラム 従業員(労働者)の秘密保持義務 1 在職中の秘密保持義務 秘密保持義務とは,業務上知り得た秘密をみだりに漏洩しない義務のことを意味します。労働者は,企業に在職中は,就業規則等の特別の根拠がなくとも,労働契約にに付随する信義則上の義務として,秘密保持義務 […]
2022年3月1日 / 最終更新日時 : 2022年3月29日 弁護士 新田周作 法律コラム 労働者による労働契約の解約―「辞職」について 1 「辞職」の意義 「辞職」とは,法的に見れば,労働者側からの労働契約の一方的解約を意味します。 「解雇」(使用者による労働契約の一方的解約)と異なり,労働基準法や労働契約法等による修正はほとんどなく,基本的には,民法が […]